市民負担増の転換必須
議席増へ2候補奮闘
静岡県富士市議選(定数32、4減)が19日告示されます。日本共産党は、山下一郎(68)、笹川あさ子(65)の両新人候補が、6期つとめた西村綾子氏の議席を引き継ぎ、議席増を目指します。7人はみだしの様相です。
下山一郎候補 笹川あさ子候補
党が昨年末におこなったアンケート(500人余が返信)では、生活の現状について63%が「深刻だ」と回答。国民健康保険税、公共料金の値上げで負担が増えるばかりという悲鳴や、「『長生きしたくない』と思う日が多くなりました」などの嘆きが寄せられています。
市の国保税は3年ごとの改定で値上がりが続いています。5年前まで15億円あった一般財源の繰り入れが今は半減していることなどが原因です。加入世帯の2割が滞納しているにもかかわらず、取り立ての厳しさは県下トップクラスとなっています。
その一方で、214億円かかる新富士駅南や、87億円かかる新東名高速道路IC周辺整備などの区画整理事業にばかり熱心な、市民に冷たい市政となっています。
両候補は、人口減少、高齢化社会など市の将来にそぐわないムダな区画整理事業の縮減をさせ、財源を市民のために使うべきだと主張。国保税への繰り入れを増やして1世帯1万円引き下げ、75歳以上の高齢者に年間1万円のバス・タクシー券の普及、保育園増設で待機児童を解消させる─など街頭で訴えています。
党と後援会は、「安倍政権の暴走と正面から対決し、住民の声で政治を動かす党議席がどうしても必要です」と、両候補者押し上げに奮闘しています。
(2015年4月15日付「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)
笹川あさ子 65新
山下 一郎 68新