障害者の生活と権利を守る静岡県連絡協議会(障しず協)と全国障害者問題研究会(全障研)静岡支部は7日、第18回静岡県の障害(児)者の実態・要求交流集会を静岡市葵区で開催し、41人が参加しました。
梅尾朱美・愛知県障害者協議会会長が講演しました。梅尾氏は、障害者運動には日本国憲法の原則(平和・基本的人権の尊重・国民主権)が必須条件だと強調し、戦争法案を阻止することが急務だと強調。母子手帳の点字解説書を作成させた運動などを紹介し、行政、マスコミ、世論に粘り強く訴える必要性を語りました。
石上哲夫・障しず協会長があいさつし、「戦争は社会保障を削減し障害者の命と人権を脅かす。誰もが暮しやすい社会にするために、自分だけで悩みを解決せずにみんなの力で要求を実現させていこう」と呼びかけました。
参加した視覚障害を持つ女性(59)は、怒りをおさめて諦めてしまうことも多いが、私たちが声をあげていかなくては生活をよくすることはできないと強く感じた。戦争法案を阻止して憲法を守らせたい」と話していました。
(2015年6月11日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)