戦争法廃止の国民連合政府実現へ
日本共産党の小池晃副委員長は23日、静岡市と浜松市で党演説会を行いました。戦争法廃止の国民連合政府実現へ、来夏の参院選で躍進する決意を述べると、両会場とも大きな拍手で応えました。
戦争法を強行し臨時国会も開かない安倍政権を「憲法の上に自分を置く独裁政治だ。やめさせるしかない」と強調した小池氏。政策の違いをわきに置き国民連合政府をと訴え、「野党の選挙協力待ちにならず、比例850万票、静岡県で23万票を獲得し、たけだ良介参院比例候補をはじめ8議席以上、定数2の静岡選挙区では自民を落として鈴木ちか候補当選へ全力を上げよう」と呼びかけました。
東富士演習場(御殿場市、裾野市、小山町)で米海兵隊のMV22オスプレイに加え米空軍のCV22も演習させる横暴を批判。「事故の多い欠陥機を飛ばさせてはならない。戦争法の具体化となる自衛隊との合同演習を許してはなりません」と力を込めました。
TPPで静岡の基幹産業の農林水産業をつぶし、浜岡原発再稼働狙う安倍政権の暴走も告発しました。
たけだ候補は「どんな人でも学べるように。国立大の学費上げて、子どもの未来をつぶす政治を許しません」、鈴木候補は「小1の娘をもつ子育て世代として、どの子も戦場に送らせません」とそれぞれ決意を語りました。
街頭宣伝で知り、いろんな意見を聞いてみようと初めて参加した県立大学薬学部1年生の男性(20)は「海外での問題に関して武力によって解決することだけを考えるべきではない。今こそ日本として貧困などの問題を、武力を用いないで解決する積極的平和のために、どう貢献するのか真剣に考える時だと思いました。共産党の訴えをすべて支持するわけではないが、大変参考になりました」と話していました。
2015年11月24日 「しんぶん赤旗」政治・総合のページより)