静岡県商工団体連合会は4日、静岡市葵区で中小企業集会を開き、業者ら103人が参加しました。集会後には戦争法廃止、消費税増税中止、浜岡原発再稼働反対などを訴えてデモ行進し、市民の注目を集めました。日本共産党の、たけだ良介参院比例候補、鈴木ちか選挙区候補も参加しました。
集会で大石秀之会長は「安倍政権は経済政策の成果を宣伝するが、中小零細業者には仕事も利益もまわってこない。史上最高の利益を上げ300兆円の企業に減税し、消費税10%増税など庶民に負担を押し付ける逆さま政治をただそう。戦争法廃止に向けても業者の力を発揮した運動を展開して安倍政権を打倒しよう」と訴えました。
各地の代表が決意表明し、三島民商の小野寺勇子さん(60)は「息子が東富士坂妻駐屯地に努めている。ジブチに行く可能性があることを今知った。大事な息子を守りたい。どの子も殺させたくない。2000万署名を集めて廃止させたい」と涙ながらに述べました。
武田候補は「安倍政権を打倒するため、先頭に立って頑張る」と力説。鈴木候補は「参院選で戦争法廃止、安倍暴走政治ノーの審判をくだそう」と訴えました。
参加した美容院を営む女性(65)は「8%増税でお局さんの来る回数が減った。手仕事なので利益は減るばかり。10%になったらと思うと心配。増税をみんなの力で阻止したい」話していました。
県商連は同日、県に地域経済を支える中小業者の支援を求める18要綱を要望し、懇談もしました。
2016年2月6日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)