安倍政治にノーの審判 憲法生かす市政実現へ
3月26日投開票された静岡市議選(定数48、立候補59人)で、日本共産党は大激戦のなか、葵区では鈴木節子(現)、杉本護(新)、駿河区では寺尾昭(現)、清水区では内田隆典(現)、望月賢一郎(新)の5候補全員が当選し、現有議席と議案提案権を確保しました。
公約実現を表明する(左から)杉本、寺尾、鈴木の各議員(左写真)
市民に結果を報告する内田(右)、望月両議員(下写真)
当選した5氏は街頭で、「森友学園」疑惑や南スーダンPKO(国連平和維持活動)の日報隠ぺい、戦争法の強行や社会保障の削減など、安倍暴走政治にノーの審判をくだす選挙になったことを強調。
安倍政権打倒へ、市民と野党の共闘をさらに進め、来たるべき衆院選で勝利を勝すると力説しました。
市政の問題では、公約で訴えた「学校給食費の無償化」「さらなる国保料の値下げ」「桜ヶ丘病院は安全な桜ヶ丘公園へ」「市街地へのNLG(液化天然ガス)火力発電所の建設中止」「中小企業振興条例」の実現への決意を表明。
市民の声に耳を傾ける姿勢のない田辺信宏市政と、それを支える自民、公明、維新とキッパリ対決し、憲法をくらしに生かす市政実現へ奮闘すると訴えました。
選挙戦では、「教育勅語を教える森友学園を応援した安倍政治は恐ろしい。共産党に入れる」など国の悪政への怒りの声。
「市民の声を聞かずに病院移転を決めるなんて強引すぎる。共産党頑張れ」、「給食費無料の自治体があるなんて知らなかった。静岡市はなんで値上げなの」と、市民の願いが次々と寄せられました。
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4人はみだしの葵区(定数17)では、鈴木氏が4787票(5位)、杉本氏が4195票(11位)で、合計8982票(得票率10.47%)。前回より101票増(同0.93㌽増)でした。昨年の参院選比例票より5790票減(同2.83㌽減)でした。民進(民主)、維新、みんなの党が議席を失いました。
4人はみだしの駿河区(定数14)では、寺尾氏が5612票(2位)で、得票率は8.61%。前回比507票増(得票率1.33㌽増)です。参院比例より4037票減(同2.45㌽減)でした。自民が2議席減らしました。
3人はみだしの清水区(定数17)では、望月氏が4564票(9位)、内田氏は3794票(16位)で、合計8358票(得票率9.34%)。前回比365票減(同0.68㌽増)です。参院比例より2943票減(同1.57㌽減)でした。