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全国決起集会 総選挙へ 全国心一つに勝利・躍進つかみとろう 志位委員長が報告

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 歴史的総選挙の公示まで7日間、投票日まで19日間と迫るなか、日本共産党は3日、党本部で総選挙必勝・全国いっせい決起集会を兼ねた第2回中央委員会総会を開きました。志位和夫委員長が、(1)政治対決の構図と総選挙をたたかう基本姿勢(2)総選挙の政治論戦をどうすすめるか(3)選挙戦の宣伝・組織活動をどうすすめるか―の3点を主題に報告。「日本の命運がかかった歴史的な総選挙で、95年の歴史によって鍛えられ試された、わが党の革命的伝統・革命的気概を発揮し、総決起しよう」と力強く呼びかけ、全党が市民と野党の共闘の勝利、日本共産党躍進の決意を固めあいました。比例予定候補と小選挙区予定候補が壇上に上がり、小池晃書記局長の音頭で「ガンバロー」を三唱。会場は必勝の熱意がみなぎりました。
 志位委員長は、総選挙の政治対決の構図について、新党「希望の党」結党などの中で一部メディアが描く「『自公』対『希望』」でもなければ、「『自公』対『希望』対『リベラル・共産』」でもないと指摘。1月の党大会決定で見定めた「自公とその補完勢力」対「市民と野党の共闘」の構図にいささかも変わりなく、いっそう鋭い形で浮き彫りになってきたことを深くつかむことが大切だと強調しました。
 臨時国会の冒頭解散を強行した安倍自公政権に対して「疑惑隠し解散」「大義なき解散」の批判が急速に広がり、安倍政権を退場に追い込む歴史的チャンスの選挙であることがいよいよ明瞭になっていると述べました。
 「希望の党」は、結党メンバーの顔触れや、政治的主張と行動、「維新の会」との連携、希望代表となった小池百合子東京都知事の都政における重大な公約違反の態度など、あらゆる面からみて「自民党の補完勢力」であり、野党が連携・協力の対象にできる勢力ではないと強調しました。
 志位氏は、市民と野党の共闘について、「希望の党」への民進党の合流決定という、共闘の原点を投げ捨てる重大な逆流が持ち込まれるもとでも、「勇気をもって共闘の道をしっかり進もうという政党、議員、候補者のみなさんとは、共闘を追求していく」と表明しました。また、枝野幸男前衆院議員の「立憲民主党」の立ち上げを心から歓迎し、協力・連携を追求すると表明しました。
 志位氏は、“大義の旗”“共闘の旗”を一貫して高く掲げているのが日本共産党であり、党躍進こそ、市民と野党の共闘を試練を乗り越えて前に進める最大の力となると訴えていこうと呼びかけました。
 総選挙の政治論戦では、9月21日の全国都道府県委員長会議で強調した五つの柱を土台とし、この中で留意すべき点として、(1)安倍暴走政治を正面から追及し、政治の根本的転換を求める論陣の先頭に立つ(2)北朝鮮問題の道理ある解決の道を大いに攻勢的に語る(3)消費税10%への大増税の是非を争点にし、格差・貧困をただす経済改革論を語る(4)主要政党が9条改憲を初めて総選挙の公約にしたもとで9条改憲勢力に痛打を浴びせる選挙に―という4点をあげ、この間の情勢を踏まえて具体的に提起しました。
 宣伝・組織活動の基本姿勢として、「野党共闘の勝利と日本共産党の躍進」「比例代表で850万票、15%以上をめざす取り組みと小選挙区必勝区での勝利」という「二つの一体的追求」をゆるがず貫くことを強調し、5点にわたって具体的な行動提起を行いました。
 最後に志位氏は、今度の総選挙は、安倍政権による党利党略の冒頭解散、野党第1党の民進党が「希望の党」に吸収されて消滅するという前例のない情勢の大激動のもとでたたかわれると強調。「ブレない政党」「市民とともにたたかう政党」などの日本共産党への新たな注目と期待が広がるもと、党躍進のチャンスを結果に実らせるには党のもつ力を底の底まで発揮することが必要だと力説し、「全国の同志が心を一つに、一日一日を悔いなくたたかいぬき、自ら風を起こして、市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進を何としてもつかみとろう」と訴えました。

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