静岡県商工団体連合会は5日、静岡市葵区で中小業者集会を開き、消費税10%増税中止、安倍9条改憲阻止、中小業者を支援し循環型地域経済で景気回復を実現しようと声をあげました。業者ら100人が参加し、集会後、繁華街をパレードしました。
大石秀之会長は「勤労統計の不正で、増税判断の根拠が崩れた。消費税増税を私たちの運動で中止させ、小規模企業振興基本法にのっとった経済政策に転換させよう。世論と運動で安倍政権を終わらせ、多くの国民が望んでいない9条改憲も阻止しよう。平和でこそ商売繁盛です」と訴えました。
日本共産党の、ひらが高成県議が情勢・議会報告しました。静商連、民商と力をあわせ中小企業・小規模企業振興基本条例を制定させ、条例にもとづく会議に全国で初めて民商会員が参加することになったことを紹介。業者の切実な要望である仕事をうみだす住宅リフォーム助成制度拡充を実現させるため、県議選で党複数議席を必ず獲得すると力説しました。
共産党の島津幸広前衆院議員、鈴木ちか参院選挙区候補、県評の菊池仁議長があいさつしました。
各地の民商から「市民運動を拡大して、統一地方選・参院選をつうじて、必ず増税を阻止していく」(富士宮)、「生存権に関わる水道民営化をやめさせる。民商を大きくし、いろんな運動を頑張っていく」(浜松)などの発言がありました。
パレードでは、「消費税増税中止せよ!上げるな上げるな消費税!」などと元気にコール。沿道の若者がコールを口ずさみ、スマホで撮影する人もいました。
参加した杉山翔一さん(26)=自動車整備業=は「父親の跡を継いでいきたいと思っているが、消費税増税されたら下請け切りされるところが出てくるので心配。増税はみんなで阻止したい。政治はわからないことだらけだが、青年部の人たちと考えあっていきたい」と話していました。
静岡県商連は同日、県に地域経済を支える中小業者の支援を求める20項目の要望・懇談もしました。(『しんぶん赤旗』2月8日付)