浜松市中区の日本共産党組織は、ひらが高成県議・小黒けい子市議再選へ、全支部が「必勝作戦」に動いています。安倍政権への怒りや共産党への期待の広がりを実感し、選挙の担い手も徐々に広がっています。(伊藤幸)
定数4の県議選浜松市中区は1人はみ出しの大激戦。2期目の挑戦に他陣営の「ひらが落とし」の攻撃も前回以上ですが、行動に踏み出したところで変化を実感。この間の行動では、「公明党を応援している」という男性の家や、公明党ポスターが張ってある店で初めて共産党ポスターを貼り出せました。ひらが県議の地元での軒並み訪問では、「自民党支持だけど、党派関係ない。ひらがさんは一生懸命やってくれている」という人、「安倍さんのやることは許せない。共産党は一番スジを通している。共産党の議席が増えないと対抗できない」という人もポスター掲示を快諾。
党員もびっくり
「自民党員」という女性とも、消費税10%増税、9条改憲問題などで「安倍政権はちょっとおかしいよね」と対話になり、動いた党員もびっくり。応援カードなどが入った依頼袋と「赤旗」見本誌を渡し「周りの方に広げて」と呼びかけるなかで「知り合いに話します」など担い手も広がっています。
中央支部は連日のように電話かけを進めています。テレデータの電話かけで、「安倍さんは怖い。早くやめてもらいたいと近所の人と話し合っている。今度は共産党に入れてみよう」という女性と対話になるなど「安倍政治への怒りは広がっている」と飯尾雅彦支部長(64)。200人のマイ名簿で支持を広げている党員もいます。2月には支部として久しぶりのハンドマイク宣伝や「集い」にも挑戦。3月から支部会議も毎週開き、「みんなで知恵と力を出し合い、何としても勝利したい」と力を込めます。
和住支部、葵が丘支部も事務所などで連日のように電話かけ。葵が丘支部は50軒に1カ所のハンドマイク宣伝にも挑戦しています。「対話をすれば水度民営化や行政区再編の問題に反対する声が多く、対話は弾むし、訴えれば訴えるほど支持が広がる」と鈴木富雄支部長(71)。
後援会員も参加
課題は活動参加を広げることです。「最初の一歩を踏み出すことが大事」と、緊急の会議も開いて選挙の厳しさとチャンスの情勢を伝えるなかで、さっそく事務所に集まって電話かけに踏み出す党員も生まれました。後援会員も電話かけに参加しています。「みんなで集まり励ましあいながら、目標をやりたい」と奮闘しています。
(『しんぶん赤旗』3月2日付より)