■市民ネットがアンケート
浜松市の水道民営化を考える市民ネットワークは1日、浜松市中区で記者会見し、4月の市長選・市議選の候補者に水道民営化の賛否を尋ねたアンケート結果を発表しました。
3人の市長候補は、新人の野沢正司氏(日本共産党推薦)、山本遼太郎(自民県連推薦)が反対。現職の鈴木康友市長は回答しませんでした。野沢氏は、自由記述欄に「一日も欠かせない水道をもうけの対象にすることはおかしい。市民がチェックできる業態で運営することが大切と考えます」と記しています。
市議候補は59人中44人が回答。反対28、どちらかといえば反対12、どちらかといえば賛成1、賛否なし3。賛成はいませんでした。「水道事業の民営化はふさわしくない」が多数派でした。
会派別では、日本共産党は6人全員が反対を表明しました。自民党は11人が反対し、6人が未回答。公明党はどちらかといえば反対、どちらかといえば賛成、未回答と分かれました。
会見した市民ネットの池谷たか子事務局長は「もう少し賛成の人がいるかと思っていたが意外な結果。選挙前だからか。最後まで反対を貫くか見ていく」と述べました。