全野党が参加する総理主催「桜を見る会」追及本部は7日、国会内でヒアリングを行い、内閣府が2018年に同会で飲食提供や設営を行った特定の委託業者と、19年の委託業者を選定する入札公告の前に打ち合わせをしていたと認めました。野党は「実質的にこの業者ありきでやっている。極めて不公平だ」と批判しました。
野党は、委託業者が昭恵夫人の友人であるとの報道に触れ、「お友だち優遇ではないか。業者も毎年、昭恵夫人の知人の会社が入札している。(飲食業者は)2月の入札があるのに、事前に同社だけ打ち合わせがあったのは、極めて不適切だ」「どのような打ち合わせが行われたのか」とただしました。内閣府は、前年の委託業者に「改善点、どういった気づきの点があったのかを聞く場だった」と強弁しました。
野党は、改善点を聞くのであれば、18年の同会終了直後に聞くべきだと主張。内閣府は「時期については議論がある」と述べました。
野党は「入札の1カ月前に、面談をするということは、誰がどう見ても事前の打ち合わせではないか。去年の改善点を聞きつつ、今年の打ち合わせをしたというふうに事実上なる」「不適切だったと認めるべきだ」と追及。内閣府は「不適切だったとは思っていない」と開き直りました。
野党は「あきらかにお友だち優遇だ」「(議論をしたのが)1社というのは不公平そのものだ」と厳しく批判しました。