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暮らし・平和 福山氏に期待 京都市長選告示まで1週間 現職陣営と激しい攻防

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(写真)街頭から訴える(左から)福山、田村の両氏=1月11日、京都市北区

 京都市長選(2月2日投票)は大激戦の様相を強めるなか、19日告示まで1週間と迫りました。現職で自民党、公明党などが推す門川大作氏(69)に挑む「つなぐ京都2020」の弁護士、福山和人氏(58)=無所属新人、日本共産党・れいわ新選組推薦、新社会党府本部・緑の党府本部支持=は11日も日本共産党の田村智子副委員長・参院議員らの応援を受け、「庶民のための政治を京都から」と力を込めて訴えました。

 

福山氏は2018年春の知事選で京都市内46・5%を獲得。今回市長選で市民との共同がさらに広がり、福山氏の「くらし応援すぐやるパッケージ」や景観問題などの政策が反響を呼んでいることから、現職の門川陣営は「危機的な状況」(門川市長)、「横一線で少しでも気を抜いた方が負ける」(公明党府本部代表の竹内譲衆院議員)などと危機感を募らせています。自民党も公明党も党中央や関西、府内の支援体制を強め府内の地方議員が悲鳴をあげるほど。門川ポスターのいっせい張り出しなど激しい攻防となっています。

 約70億円、市予算の1%未満でできる福山予定候補の全員制の中学校給食など「くらし応援すぐやるパッケージ」への反響にあわてた門川市長が根拠も示さず「200億円かかる」などと難くせ。「ないのはお金ではなく、やる気だ」(福山氏)との訴えに共感が広がっています。

 中東情勢が緊迫し、自衛隊の中東派兵をめぐり、同市長選の新たな争点として浮かび上がっているのは、京都市が自衛隊員勧誘のために、18歳と22歳の若者たちの名簿を宛名シールにして差し出している問題です。

 田村副委員長は11日の街頭演説でもこの問題に言及。「安倍政権のもとで自衛隊の役割は大きく変えられている。武力紛争の危険が高まる中東に、アメリカの要請にこたえて自衛隊を派遣することは、隊員の命にかかわる重大事態だ」と強調し、「福山さんは弁護士として、名簿提出反対の先頭に立ってきた。福山さんを押し上げ、若者の命を守り、平和・民主主義日本の新たな一歩を踏み出そう」とよびかけました。

 福山予定候補への期待は日々広がっています。「福山さんの話を聞いていると、そうなったらいいなと夢が膨らむ」と話すのは北区の保育園で働く男性(36)。「児童館や中学校給食は切実。要はお金の使い方」といいます。中東への自衛隊派兵にも自衛隊への名簿提出にも「絶対反対です」と語気を強めました。

 70歳の女性は、「現市長は市民の暮らしを無視して大型開発推進、若者の名簿を自衛隊に平気で提供し、都合の悪いことは語ろうとしない。安倍政権のやり方にそっくり」と怒り、「福山さんをぜひ市長に」と語ります(1月12日付より)

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