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貧困国債務 免除を訴え IMFに書簡 二十数カ国の300議員超

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新型コロナウイルスの感染症が世界的に広がる中、米国のバーニー・サンダース上院議員、イルハン・オマル下院議員などの呼び掛けで、欧米や中南米を中心に二十数カ国の国会議員ら300人以上が貧困にあえぐ途上国の債務免除を求める共同書簡を世界銀行と国際通貨基金(IMF)のトップあてに送りました。サンダース氏の事務所がこのほど発表しました。


コロナ拡大受けサンダース氏ら

 書簡は、20カ国・地域(G20)などの諸国が合意してきた債務の一時的な救済では不十分であり、パンデミック(世界的流行)が続く間の債務免除を要請しています。

 サンダース氏は「恐ろしいパンデミックと世界的な不況に直面している中で、貧しい国々が、国民の健康と安全を守るために使われるべきお金を、持続不可能な借金の返済に充てることを許すわけにはいかない」「私たちが国際的に提案している措置は、急進的なものではない。何億人もの人々を脅かす想像を絶する貧困、飢餓、病気の増加を防ぐために、これらの金融機関がなすべき最低限のことだ」と述べています。

 共同書簡には、英労働党のコービン前党首、フランスのメランション上院議員、コロンビアのペトロ上院議員など各国の左派政党の幹部らが多数名を連ねています。

 同時に、アルゼンチンでかつて新自由主義的な緊縮策を強行したメネム元大統領など保守的な政治家も参加しているのが特徴。メキシコの有力紙ウニベルサルは貧困国を救う「議員の国際的連合だ」と報じています。

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