梅雨前線の活発化にともない西日本各地で大雨が断続的に降り続いています。14日、島根県西部の江(ごう)の川が氾濫し、川沿いの自治体で床上浸水などの被害が出ています。
同県江津(ごうつ)市と川本町、美郷町では一時、住民に避難指示が出され、川沿いの集落では床上浸水などの被害が出ています。
川本町役場によると午後3時現在で床下浸水3棟ですが、「水が引いておらず、今後、調査が進めば、もっと多くの被害が明らかになるのではないか」といいます。
同町に住む樋口千代子さん(70)は自宅の前の住宅が冠水しました。「近所の11軒のうち7軒は漬かっている。2年前の西日本豪雨で浸水して、やっと修理した知人宅がまた被害に遭った。そのことを思うと心が折れそう」
国道216号も浸水し、集落は一時孤立しました。樋口さんは「浸水対策でかさ上げするという話があったが進んどらん。安心して住めるようにしてほしい」と語りました。