共産党は自主支援 志位氏がメッセージ
静岡県知事選が3日告示(20日投票)され、無所属現職の川勝平太氏(72)=日本共産党自主支援=が4選をめざし立候補しました。
前国土交通副大臣で無所属新人の岩井茂樹前参院議員(53)=自民党推薦=との一騎打ちです。
最大の争点はリニア中央新幹線の建設問題です。川勝氏は、南アルプスのトンネル工事により湧水が流出し、大井川の水量が減少することから着工を認めていません。
第一声で川勝氏は、大井川の命の水を守るために立ち上がっていると述べ、「私は約束を必ず守る」と強調しました。一方、自民推薦候補は、ルート変更や工事の中止もあり得ると言いだし、リニア問題の争点化を避けようとしています。
川勝氏は政党の推薦を受けていません。共産党県委員会は、リニア問題をはじめ、コロナ対策、中部電力浜岡原発への姿勢を評価し、「自民県政の復活を許さない」と自主支援しています。
告示日には共産党の志位和夫委員長が「コロナから県民の命を守り、リニアは一度立ち止まり、浜岡原発の再稼働を許さず、農林水産業と商工業、観光等地域経済の回復とさらなる発展をめざしましょう」と、勝利へ全力をつくすメッセージを送りました。
(『しんぶん赤旗』6月4日付より)