全労連・春闘共闘 新春旗びらき 志位委員長あいさつ
全労連と国民春闘共闘委員会は11日夜、東京都内で合同新春旗びらきを行い、「戦争国家づくり」を許さず、物価高騰を乗り越える大幅賃上げに向けた決意が語られました。
主催者あいさつで全労連の小畑雅子議長は、「安保3文書は、専守防衛すら投げ捨てる憲法違反の大軍拡路線だ。コロナ禍に追い打ちをかけ、物価高騰に苦しむ労働者に追い打ちをかける」と批判しました。
岸田首相がアピールする賃上げ政策、少子化対策に対し、「雇用の流動化をすすめるものだ。政治がすべきは、最低賃金の再改定、全国一律1500円の実現、中小企業支援、ケア労働者の大幅賃上げだ」と強調。「春闘は物価高騰を乗り越える賃上げなしには終われない。ジェンダー平等と憲法の理念をつらぬき、ともにたたかう春闘にしよう」と呼びかけました。
来賓あいさつした日本共産党の志位和夫委員長は、今年の最大のテーマは「戦争国家づくり」を許さないことだと強調。同時に岸田文雄首相の「構造的賃上げ」は、賃上げは財界任せ、中小企業は視野の外だと批判し、「すべての労働者の賃金を上げるべきだ。これが政治に問われている」と述べ、賃上げにむけて奮闘する決意を表明しました。
全労協の渡辺洋議長は、「戦争の問題と、日々の暮らしが結びついた時代になった」と指摘。新日本婦人の会の米山淳子会長は、「平和であってこそ女性の人権は守られる。ジェンダー平等を阻む岸田政権は退陣を」と述べました。