静岡県労働組合評議会は２日、１０月から静岡県の最低賃金が４０円引き上げられ、９８４円になったことを周知しようと、静岡、沼津、浜松３市で宣伝しました。
静岡県の最低賃金は全国９番目の高さですが全国平均の１００４円には届いていません。隣の神奈川県より１２８円、愛知県より４３円低いことから労働力の流出を加速し、地域経済を疲弊させる原因となっています。
市民に改定額の周知と最低賃金１５００円引き上げを訴えるビラが入ったポケットティッシュを手渡し、全国一律最賃制度創設などを求める署名を呼びかけました。
静岡県評の上野力事務局長らは、「異常な物価高騰で国民生活が大変な中、最低賃金を引き上げることが求められている」と力説。「全国一律１５００円にし、地域格差をなくし人口流出を止めよう」と語りました。最賃が９８４円に上がったことから、「最賃以上に賃金が上がっているか確認してください」と訴えました。
署名した女性は、「物価高の影響で生活が大変です。最低賃金を引き上げてほしい」と語りました。
